48.鎮西山(上峰町)   〜歴史感じさせる景勝地〜
佐賀平野を中心に、有明海、雲仙を見渡せる山頂の風景=上峰町

 鎮西山は町のいたるところから見ることができます。山の頂にはツツジで町章がかたどられており、まさに上峰町のシンボルといえます。  
山ろくには上峰に古代から人が住んでいたことを示す、七世紀のものといわれる古墳や、鎮西八郎為朝が五万の敵兵を討ち、血で水が真っ赤に染まったという伝説の残る五万ケ池など、歴史を感じさせる景勝があり、鎮西山は本当に町の宝だと思います。
 私は、毎年春に行われる「町民体力づくり歩こう大会」をはじめ、家内と一緒に四季折々の自然を満喫しながら登っています。
 子どものころの遠足にはじまり、何度も何度も登ってきました。そして上峰の町並みが、年とともに発展していくのを見てきました。
 山頂からの風景で私が特に感動を覚えるのは、夕暮れ時、沈みゆく夕日で真っ赤に染められる吉野ケ里遺跡です。この眺望は格別です。
 上峰町に生まれ、鎮西山を見ながら育った私は、山を見るたびに元気がわいてくる思いがします。鎮西山は今までも、そしてこれからも、私の人生をどっしりと見守ってくれるでしょう。
 最後に郷土唱歌として、大正時代から歌い継がれた古川太七作詞・作曲の歌の一部をご紹介いたします。
♪鎮西山の月の影 二塚山の松の色 日に栄え行く上峰は 南北およそ三里半 (要約)

鎮西山
 鎮西山 町北部に位置し標高202メートル。頂上からは佐賀平野を中心に、有明海、雲仙を見渡せる。平安時代末期の武将、源為朝が鎮西八郎と称し九州を平定した際、山頂に城を築いたことから「鎮西山」と呼ばれるようになったという。


推 薦 者
重松規昌さん(66)
 上峰町生まれ。町体協発足メンバーで、鎮西山を歩く「体力づくり歩こう大会」を企画した。現在は青少年サポーター、町文化協会常任理事を務める。(上峰町上坊所)

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