:::::東松浦::::: | ||
ずば抜けた選手はいないが、チームワークを武器に昨夏を上回る3回戦突破を目指す。 上位打線は俊足で長打力のある選手がそろう。中軸に公式戦打率3割9分の井上=写真=と、パンチ力のある名古屋、北原が座るため、一番末武達の出塁が得点のカギを握る。 左スリークオーターの主戦北原は切れのあるカーブが持ち味。控えの二年生山口信も急成長し、投手力は安定してきた。守備にやや課題を残すが、小形監督は「先制すれば勢いづく。全力でぶつかっていきたい」と意気込みを語る。(大石)
|
:::::佐賀北::::: | ||
昨夏の甲子園出場校。そのメンバーのほとんどが卒業した。今年は「夏」だけを照準に、全員野球をじっくりみがいてきた。 エース・吉尾は内角の直球と変化球の組み合わせで打たせて取る。球質が軽いため、丁寧な投球を崩さないようにしたい。秋から捕手を始めた大木との呼吸も良くなった。 攻撃は主将・濱本=写真=を軸に足を使った「つなぐ野球」を心掛ける。馬場監督は「選手に一番必要なのは自信。きっかけをつかめれば勢いに乗れる力がある」と話す。 (青木)
|
:::::有田工::::: | ||
長打力に欠けるものの、連打でコツコツ得点する粘りの野球が特徴。1番原、2番井上のコンビで相手のリズムを崩し、主軸が返す展開で先制点を挙げ、波に乗りたい。独特の構えで打つ4番徳永=写真=はチャンスに強く、チームメートの信頼も厚い。 春以降は守備力の向上に重点を置いており、俊足の原ら外野陣の守りが堅い。投手では、直球勝負の主戦山口将が着々と制球力を上げているのが好材料。頭脳的な投球を見せる横手投げの高島と、鋭いスライダーを武器とする山口慎が控える。 (古川)
|
:::::太 良::::: | ||
部員は11人と少ないがチームのまとまりには絶対の自信を持つ。 エースの今田=写真=はスタミナにやや不安があるが、直球には威力がある。ボーイズリーグ出身で小学生のころから硬球には慣れており、打たせて取る投球を心掛ける。 捕手の森、遊撃で主将の松尾を中心に課題の守備も徐々に安定しつつある。打線の中軸を担う野田らクリーンアップに当たりが出始め、「小細工なしで思い切り振っていく」と草場監督。夏の大会は過去7年、初戦で敗退。まず「初戦突破」を目標にする。 (光武)
|