::::東明館::: | ||
夏の大会は初出場の八九年以来、勝ち星なし。12年ぶりの白星を目指し燃えている。 攻撃は1番田中=写真=の出塁がカギ。打線は連打が期待できない分、バントを絡めて確実に得点を狙う。3番宮崎、4番中島には長打も期待。 守備では1年生投手轟が急成長。直球を主体にカーブ、スライダーを織り交ぜた投球で相手打線をかわす。守備力は春先から大幅に向上しており、基本に忠実な守りを心掛ける。古賀監督は「悲願の一勝を目指す」と選手の奮起に期待を込める。 (瀬戸)
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:::::佐賀商::::: | ||
ノーシードから優勝を狙う。裏付けはエース一瀬の復帰。手元で伸びる直球とスライダーを組み合わせる県内屈指の右腕。控えも経験豊富な居石、熊谷、左腕永野間と層は厚い。 「打線はまだまだ」。田中監督は控えめだが、市丸、松本=写真、松永の中軸には長打力があり、重松、武富の1、2番コンビは小技と機動力を備える。二塁に起用する宮崎は守備センスが光る1年生。外野は守備範囲が広い。課題は内野の守備。「夏は強い」―ナインの揺るぎない自信が、他校には脅威となる。 (吉丸)
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:::::北 陵::::: | ||
昨年からレギュラーの3年生6人を中心に、このチームの公式戦初勝利を目指す。 攻守のかなめは遊撃手の吉田=写真。主将としてもチームのまとめ役。チーム一の長打力を持つ野中にも期待がかかる。 エースは外野からコンバートされた花島。緩急をつけた投球で打ち気をそらす。山田はマウンド経験が豊富で、井上を含めた3人の継投で乗り切る。 守備は連係プレーなどに不安があり、本番までの課題。吉田監督は「上位打線でいかに点を取れるかがポイント。先制点が欲しい」。(吉丸)
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