3回戦で神埼が対戦する光星学院(青森)は、四強入りした昨夏に続き2年連続3回目の出場。春夏合わせて5回目の強豪で、地区大会6試合のうち4試合をコールド勝ちし、打線に破壊力がある。初戦の初芝橋本(和歌山)戦でも12安打9点を奪った。
地区大会のチーム打率は3割6分6厘、本塁打は4本。3番樋口、4番松崎は打率5割を超える。14盗塁と機動力もあり、金沢監督は「攻撃力は昨年以上。黒田、納富君は、振り回さず、9人全員のねちっこい攻めで崩したい」と話す。
投手陣は左腕の松崎が柱。直球、シュート、スライダーに威力があり、地区大会では5試合35回を投げ、被安打は16、失点4、三振は51個奪った。初芝橋本戦は途中、制球が乱れたが、8回2/3を3安打2失点。最終回には背番号「1」の右腕大野が登板した。
神埼打線に対して、金沢監督は「バント、機動力にほんろうされないように、まず野中君を出塁させないこと」と警戒。初戦は大勝したが、「大量得点はいつも望めない。後半勝負のつもりで戦う」と話す。
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