初戦の城東(東東京)戦に照準を合わせ、神埼ナインが本格的に動き出した。試合開始は午前8時半。体を朝型にするため午前4時半前に起床、練習も時間を本番に合わせ、実戦形式で進めた。
午前8時半から尼崎市内での練習は、試合形式のシート打撃。一回から九回まで打順通りに打席に立ち、ベンチで百崎監督がサインを出した。走塁ミスがあると、ナインから「本番でもやってしまうぞ」と声が飛んだ。
城東の主戦は左投手。マウンドには納富、黒田の両左腕が上がり、二回ずつ交互に投げ、打者は球筋を確かめた。チームは県大会決勝の7月23日以来、試合から遠ざかっているため、10日も同様の練習をする予定。
大阪入りして恒例の朝の散歩も、ふだんより1時間半早い午前4時半にホテルを出発。まだ空には月が輝き、寝静まった町を30分近く早足で歩いた。「眠い」と言いながらも軽く汗をかき、「慣れたら大丈夫」と話していた。
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