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○…延長十一回の攻撃中に退いた4番高島は「最後まで出たかった」。
七回の守備にアクシデントが起こった。先頭打者の遊ゴロの送球処理で左ふくらはぎを痛めた。治療のためいったんベンチに退いても、気持ちは「出たい」。約6分後、スタンドの大きな拍手に後押しされて、再びグラウンドに現れた。4番としての責任を果たすためだった。チームで1人、2安打と気を吐いた。
昨春の選抜。尽誠学園に1−14で敗れた。その1点をたたき出したが、大敗の悔しさを胸に刻み、「もう一度、甲子園でプレーする」と思い続けてきた。その夢を実現し、今回は熱闘を演じた。「楽しんで試合ができました」。球場を去る間際になって笑顔をみせた。
左腕の清原崩せず
○…県大会では左投手との対戦はなかった。だが、鳥栖ナインは左腕攻略に自信を持っていた。
春以降、県内屈指の左腕、佐賀工の浜田を崩すため左投手がいる県外強豪校と練習試合を重ねた。エンドラン、バントを絡めながら相手左腕を崩してきた。だから桐光学園・清原との対戦が決まっても、平野監督は「なんとかできる」。そう言い続けてきた。
ただ清原のカーブと外角に逃げるスクリューボールはやっかいだった。「球威が落ちてきたように見えた」五回以降も、ナインの予測を超えて鋭く変化した。
その変化球を封じるはずだった機動力野球はバントを再三、失敗するなど不発。参加205校の”最激戦区”を勝ち抜いてきた清原を追いつめたが、本塁は遠かった。
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