投手力
2年生右腕内山が5試合43回を一人で投げ抜いた。最速138キロの直球と縦、横の2種類のスライダーをコーナーに投げ分け、被安打は24、奪三振43、防御率は0・63だった。
マウンド度胸があり、テンポの良さと、制球力が生命線。県大会準決勝、決勝は疲れからか投球リズムが悪く、制球を乱した。捕手飯田は強肩。特に立ち上がりは、攻めが単調にならないよう工夫したい。
守備力
5試合で失策はわずか2。投手力を含めた堅い守りが優勝を導いた。4失策で崩れた昨年の決勝の反省から内外野ともよく鍛えている。内野は今井、倉吉の二遊間コンビを中心に堅実。県大会期間中まで激しいポジション争いが続いた外野陣も、左翼惣田をはじめ強肩の選手がそろった。内山のフィールディングもいい。
打撃力
チーム打率は3割6分。昨年の佐藤(日ハム)のような長距離砲はいないが、全員に「つなぐ意識」が浸透し。攻撃力は昨年をしのぐ。1、2番が出塁して中軸で返す理想的なパターンで1試合平均7・4点をたたき出した。左右に打ち分ける先頭の惣田が5割、続く倉吉はチーム最高の5割2分6厘。出塁率の高い2人で37点のうちの17点の本塁を踏んだ。
決勝で本塁打を放った天本、スランプに苦しんでいた4番高島にも当たりが戻った。下位にも粘り強く、小技もきく打者がそろっている。県大会ではエンドランを多用したが、甲子園ではやはり、バントの成否がカギを握る。
総合力
エース内山を中心に攻守にわたり、自分たちのリズムで戦えるかがポイントとなる。
内山が逆転打を許したのは準決勝の唐津東戦だけ。県大会では大量点にも助けられ、ピンチでのマウンド経験は少ない。甲子園の大舞台でどれだけ冷静に投球を組み立てられるか注目される。
初戦を除く4試合は、初回の先制攻撃で流れをつかんだ。いずれも先頭の惣田が安打で出塁、クリーンアップが本塁に迎えいれた。思い切ったエンドランなど普段通りの野球をするためにも先制点がほしい。
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