愛工大名電戦力分析
打力全国トップクラス

 鳥栖商と対戦する愛工大名電を地方大会の成績から分析すると、愛知大会8試合のチーム打率は3割8分4厘。91点をたたき出し、打力は出場49校中でもトップクラスだ。

 先発メンバーに左打者を7、8人並べ、左投手も苦にしない。打率6割8分3厘の3番昆野、3試合連続本塁打を放った4番堂上を中心に下位まで切れ目がない。昆野は球に逆らわない自在な打撃で、強力打線を引っ張る。1番大野は初戦で走攻守3拍子そろったリードオフマンだ。

 投手陣は2年生の丸山を軸に昆野、久木崎と3人の左腕を擁す。丸山は今春のセンバツを経験、自信とともに投球の幅も広がった。昆野はチェンジアップを駆使、横手投げの久木崎はフォークボールが武器。8試合で失策2と守りも堅く、攻守のバランスがとれている。

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