県大会から鳥栖商ナインの戦いぶりを見守ってきた「クマのぬいぐるみ」が、甲子園のベンチにも入る。ぬいぐるみのユニホームには、ベンチ入りできなかった選手やマネジャーらが熱いメッセージを書き込み、「全員一丸」で愛工大名電に挑む。
ぬいぐるみは野球部スコアラーの平川将君と、同級生の甲(かぶと)沙央理さんの二人の母親がつくり、県大会の初戦から「ベンチ入り」している。甲さんの名字と甲子園の頭文字が一緒で、ナインには「お守り」のような存在。
ぬいぐるみの大きさに合わせ特注したユニホームには、ベンチ入りできなかった選手たちが「一球入魂」や「不動心」などとメッセージを書き込んでいる。マネジャーの川久保祐子さん(3年)、横山結香さん(同)は「みんなの思いを、このぬいぐるみに託している。甲子園でも勝利を見守ってくれるはずです」。
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