県代表の鳥栖商は大会第7日の13日、第2試合で愛工大名電(愛知)と対戦する。初戦を前にナインは兵庫県尼崎市内のグラウンドで最終調整し、「甲子園1勝」に闘志をかき立てた。
この日はフリー打撃が中心。愛工大名電の左腕対策も万全。対戦が決まってから、控えの左投手をしっかり打ち込んできた。堀江監督が「攻略の鍵を握る」と話す甲斐、荒木の俊足1、2番コンビは好調を持続。4番中島正を挟む重野、永家の左打者も直球、変化球をシンでとらえた。富岡、日高ら下位打線もセンター返しのコンパクトな打撃を見せた。
エース重野が、強打の愛工大名電をいかに抑えるかもポイントとなる。捕手の富岡は「左打者が多いので、内角の球を効果的に使いたい」と話した。
堀江監督は「攻守ともに仕上がりは順調。何とか先取点を取ってペースをつかみたい。出塁したら、どんどん動いてかき回す」と話した。「試合が待ち遠しかった。全員野球でぶつかるだけです」と池上主将。初戦突破に、ナインの士気は上がっている。
|