鳥栖商が3回戦で対戦する富山商は2年連続14回目の出場。上下位切れ目のない打線と本格派右腕長江を擁し、攻守にバランスが取れている。初戦の日南学園(宮崎)戦は終盤の集中打で逆転勝ちした。
富山大会のチーム打率は3割3分1厘。派手さはないが、つなぎの打撃で好機を生かす。日南学園戦の得点はすべて二死からだった。3番山元、日南学園戦で逆転本塁打を放った5番二瀬らは勝負強い。
エース長江は最速142キロの直球が武器でスライダーにも威力がある。県大会では4試合に登板。32イニングを投げ、三振40個を奪った。日南学園戦でも10奪三振を記録したが、初回に3四球を与え、立ち上がりには不安を抱える。鳥栖商としては高めの直球を見極め、長江がリズムに乗る前に攻略したい。
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