鳥栖商は大会第11日の18日、富山商と対戦する。県勢9年ぶりの8強入りの期待がかかる鳥栖商と、初戦を逆転勝ちし、勢いに乗る富山商。準々決勝進出をかけて戦う鳥栖商・堀江幸弘監督と、富山商・沢田利浩監督に相手チームの印象や試合のポイントなどを聞いた。
―相手の印象は。
堀江監督 長江投手を中心に攻守にまとまりがある。攻撃は強打一辺倒でなく、一死からでも走者を得点圏に送るなどきっちりした野球をやっている。
沢田監督 攻めどころ、守りでの踏ん張りどころをよく知っている。試合運びのテクニックは鳥栖商が一枚上だと思う。
―マークする選手は。
堀江監督 長江投手。直球、スライダーに相当威力がありそうだ。初戦で本塁打の二瀬選手をはじめ上位はパワーもあり、警戒したい。
沢田監督 重野投手は制球がよく、うまく緩急をつけることができる。プレートの端から投げてくるので左打者には打ちづらいと思う。
―初戦を振り返って。
堀江監督 投打がうまくかみ合い、うちらしい試合ができた。攻撃のリズムをつかむためにも、重野には初戦のような投球を期待する。
沢田監督 本塁打は出たが、偶然性の高い打撃に頼るわけにはいかない。あわてる必要のない場面で走塁ミスもあったので注意したい。
―どんな試合展開にしたいか。
堀江監督 とにかく先取点がほしい。長江投手からは簡単に点を取れないだろうが、初戦同様、足を使ったり積極的に動き、1点ずつ積み上げていきたい。
沢田監督 相手は試合巧者。接戦に持ち込み勝機を見いだしたい。初戦同様、前半をしのいで後半に勝負をかける。
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